2009/06/29
高瀬舟。確か中学校ぐらいの頃に教科書に載ってました。
大人になって一度通して読んで、最近DS文学全集で何度か読んだんですが、
今読むと昔より俄然おもしろく感じます。
良く日曜の終わりを感じさせるサザエさんブルーは聞きますけど、
サザエさんブルーには2種類あるんじゃないかと思うのです
(2種類だけでは足りずもっと多様な悲しみがあるのかも知れない)
今の時代というか私ぐらいの年齢以降で社会に出た人は好景気の恩恵が全くなくって、
自分達が過ごしてきた高度成長期の中流家庭を羨望しつつ、絶望するんです。
TVの中ですが、一昔前は当たり前だった(ような気がする)
幸せな家庭の幻影に(若い頃はそれに反発という感情も割と入ると思います)
最近車とか服とかにあんまりこだわりがない(ブランド志向ではない)人が多いと聞きます。
モノだけではなく色々なこだわりがあるので簡単にひとくくりにできないのですが
(モノにしても単にブランド品を選んでいないだけでこだわりはあると思うので)
足ることを知っている。足ることを知っている人が増えている。
それは欲や望みに対する絶望なのかも知れませんが、きっと少し達観にも似た感じです。
そしてそんなに多くを望んでいないのに、
サザエさんちみたいに暮らすのはなかなか難しいと思い知らされてブルーになるんです。
この前何かの記事で「以前より生活は苦しい」と考えてる人がものすごく増えてる割に
「結構幸せ」と感じてる人も妙に多いというアンケート結果を見ました。
今の時代の人が高瀬舟に乗って島流しされても、
それはそれで案外楽しむのかも知れません。
私はロッタくんと遊んでいるととても幸せです。
じゃあ「はれときどきぶた」のお守りを携帯のストラップにつけると良い。
ruupa2009/07/03
「一生がんばる」も疲れるよね。『時々がんばる』だったらできる。
にしくら2009/07/03
それは多分ポジティブに「一生がんばる」的な意味合いだと思う。
ruupa2009/07/01
この間、電車で『一生貪欲』ってお守り持った二十歳くらいの若い女の子みたよ。w
にしくら2009/07/01