2012/01/01
テクノロジーの恩恵1/2へ
良い時代だなと思ったのはハードとソフトの力をかりれば
イラストもマンガも音楽もアニメや映画だって
昔に比べるとものすごく簡単に、また低予算で作れるってことです。
そしてそれをWebに公開すれば色んな人に見てもらえる。
何の修練もせずに作る人が増えると全体的な質が低下するという問題があると思います。
実際手を動かしたり体験したり色々な勉強や修練はもちろん必要です。
ただ何も分からない人でもいきなり作れたりするのはそれに勝るメリットです。
やる気になれば楽器のできない人が音楽を作れてしまったり、
絵筆をほとんど持ったことない人が絵が描けるってことはすばらしいことだと思うのです。
全体的な質は下がったとしても、分母がものすごく大きくなるので
とんでもない才能が出てくる可能性も高まります。
私自身、絵描きなのでこうゆう状態は喜ばしいことでもあるのですが、
競争が激化したりやっぱり手で描けない人はどうなんだろうと少し思うところもあります。
でも基本的には作品が良ければ関係ないと思っています。
好き嫌いは別にして手で描こうがPCとかで作ろうが良い物には変わりない。
そのせいか分かりませんが制作費はひどいことが多いので、なんとかならないのかと思います。
ストリートファイターのイラストレーターの人のギャラが安くてビックリしました。
あのレベルであんな大きな仕事してるなら桁が一つ違っても良いと思うんだけど。
人月計算もおかしいですが、人月でも安いんじゃないのかな。
絵は技術だけの話ではないですが、あのレベルの絵が描ける人間どれだけいるのかと。
大きい広告代理店仕事だと全然違うんでしょうが。
そもそも何でこんなことをボンヤリ考えてたかと言うと
小さい頃、早朝に仏像とか神社・仏閣を紹介する番組が良く放送されていて
それに使われてる音楽がものすごい格好良かったことをずっと覚えてたんです。
ちょっと調べてみると雅楽っぽいんだけど雅楽ではないような記憶もあやふやで良くわかんない感じ。
そして誰もそうゆう音楽やってる人いない。
ベースそのものがかなり格好良いんですが、これうまいことアレンジしたら
めちゃめちゃ格好良いんじゃないのかと。
ただ、朝の早くからこの曲を格好良いと思って聞いてた人間がどのぐらいいるのか。
共感レベルはかなり低そうです。
で、ガレバンでちょっと曲作ったことがあったので、Apple製が良いんじゃないのかと、
音楽やってた友達にロジックのことを聞いてみると雅楽の楽器は入ってないけど
似た音は出せるんじゃないかと。
ただ何でも作れるってことは逆に、何もつくり出せないってことだ。
それはテクノロジーとは関係なく、人の文化が煮詰まって来てるからだけど。
アダムは自由が欲しかったから食べたのではなかった。
禁じられていたからこそ食べたのだ。
話をまとめると
何でもかんでも「ガンガンつくろうぜ」ってことです。
小難しいことは作った後、考えれば良いのだ。賛成の反対なのだ。