2013/08/03
そういえば父が死んで微妙な心持ちをNO LINEの人達と話していると、オレもオレも的な妙な共感を得ました。
何だろう父とうまくいってないとみんな絵が描きたくなるんだろうか。志賀直哉かみんな。
この前三國連太郎さんが亡くなって佐藤浩市さんが何かとても微妙なコメントを搾り出してるの見て思うところがありました。
ウチの父も私に言わせると父親としては本当に最悪なんですが、きっと他の人から見ると全く違う人物評なんだと思います。ウチの父、外向けにも割と無茶苦茶な感じだった割に他の人から悪い話はあんまし聞かない。
坂口安吾も少し自分の父親の話をしてますが、地元の名士でも自分にとっては墨を刷らせる不快な老人的なことをつらつら書いてます。まあ身内だからコケ下ろせるところもあるんでしょうけど。
一番好きな小説も小説家も坂口さんじゃないのですが、坂口さんとは本当にやばい。考え方がシンクロしすぎて死ぬ。
相方んちのおとうさんは接した感じも、聞くエピソードも理想的な父すぎます。
ウチの相方は少しボンヤリしているところがあるので義理の姉から、実はね。的な話を今更聞いて軽くショック受けてましたが、すごい些細なことすぎて、私が思うに、何の問題もありません。心配するな理想的な父親だ。
ミルクに墨が落ちると目立つ感じになるけどもさ。
私がトトロのパパみたいに穏やかな父親像にものすごく憧れるのはきっとそうゆうことなんだろうと思います。
竟つひに私は耕やさうとは思はない!
ぢいつと茫然黄昏の中に立つて、なんだか父親の映像が気になりだすと一歩二歩歩みだすばかりです
坂口さんがぼっこぼこに殴られて、その顔を見た中原中也がしゃべれない坂口さんを尻目にえんえんと
殴られた顔のおもしろさを語って帰った。やっぱ詩人すごいわ的なエピソードがものすごく好きです。