2014/04/27
押し寄せてくる波に負けそうなときは
そっとボクに耳打ちしてね
ムーミン展に行ってきました。前松屋銀座でやってたミッフィー展に行ったことがあったので大体予想ついてたんですが、
ものすごい混み具合。そして原画が割りと小さいサイズだったので最初の方の絵が全く見れんかったという、、、
トーベ・ヤンソンさんは私が思ってたより、かなりがっつりペン画家さんでした。
多彩なステッチもですが、意外なほど荒波だったり岩だらけの海岸の絵が多い。
海の絵が多いとすごくペン画家なイメージあるのは、一体誰の絵を思い出しているんだろう。
カラーはほぼ淡い水彩で良く見かける何となく北欧っぽい色彩の組み合わせの
シルクスクリーンなのかリトグラフなのかって感じの作品はありませんでした。
ポスターも割りとパキっとしたオレンジでしたが、原画はペン画なので
もしかするとよく見るいい感じの色彩の絵も後で誰かが着色してるものなのかも知れない。
絵がすごくトリミングされていて一部切りだされたみたいな感じだったんですが、
これはどうゆうことだろう。ノートの落書きみたいな感じで良いものが出来たら使うスタイルなんだろうか。
そしてこれもミッフィー展で体験済みだったので想定していたのですが、
物販がめちゃ混みです。大体、展覧会に行くと目録とポストカード買うのですが、
ラムネ缶としおりもゲットして諦めにも似た気持ちですごすごと列に並びます。
購入し終わると隣で併設されていた北欧展のコーナーに出ました。
キョロキョロ見回していると相方が誰かとしゃべっていたので、
ヨロヨロ近寄ると相方の従姉妹です。普段特に販売員ではないのですが、
北欧展に出展するというのでかり出されたらしい。
まあ、ある意味偶然の必然な出会い。ムーミン展とレジが同じという暴挙のせいで
諦める人が多くて、せっかく接客しても何だか不毛な感じらしい。
完全にもう一度並ぶ気力は失せていたのですが、少し前からトートバッグを探していて、
頭に電球アイコンの出た相方が隣のブースにあったあのクマが良いと言います。
近くまで寄って見てみるとものすごくアップのクマの顔にやけに眩しいミドリです。
もっとシンプルなものを求めていたのとあまりにミドリが鮮やかだったので
思わず「ミドリが強いわ」と言い放ってしまいました。
その刹那、何か殺気にも似た気配を感じたので、
ふと視線を上に向けるとその場所の担当っぽいお兄さんと目があいました。
すごく微妙な感じの笑顔で会釈されたので、さすがにもう親族は出ないだろうし、
一体なんだろうなと思ったら、そのお兄さんのカーデガンと、
そのトートバックのクマのミドリが全く同じ鮮やかさだったので
状況が全く飲み込めていない相方を急かしていそいそと逃げ去りました。
はぐれメタルはにげだした!しかしまわりこまれてしまった!
(この間約5秒。人は誰でも5秒間ではぐれメタルになれる)
オチが綺麗につきすぎた。しょうがないのでとりあえずギラでも放とうかと思った。
いろんなことがあるいろんなことがある
でも ボクとキミはここにいる